ナビゲーターのぼる塾に聞く!注目してほしい、私が好きな東京

2022.10.05

東京の魅力を広く世の中に発信する「あしたの東京プロジェクト」。先日、多摩エリアでイベントが開催されました。

一方、「あしたの東京プロジェクト」をさらに盛り上げるため、ナビゲーターを務めるお笑い芸人・ぼる塾も、全力で情報を発信中です。そこで本記事では、3人が考える、東京の名所と名物をご紹介。それぞれの個性あふれる視点で、東京を深掘りしていきましょう。

東京は掘り下げるほど、街の「魅力」が溢れ出す!

日頃よりグルメやショッピングの情報をSNSで発信するぼる塾の3人は、さまざまな街の情報にも詳しいよう。東京を訪れたらチェックすべき、名所&名物を聞いてみましょう。

── みなさんの「東京おすすめスポット」を教えてください!

秋葉原
神保町
吉祥寺

はるかさん(以下、敬称略) :フィギュアやカプセルトイが大好きな私のおすすめは、多くのサブカルチャーに触れられる「秋葉原」です。高校生の時に秋葉原でアルバイトをしていて、外国人のお客さんがたくさん来ていました。その時にみんな、好きな作品に触れていてすごい笑顔だったんです。その楽しげな顔は、今でも忘れられません。メイドカフェやゲームセンター、最近ではカプセルトイの専門店など、とにかく飽きることなく遊んで過ごせますよ。

あんり(以下、敬称略) :私は「神保町」がおすすめです。本屋さん、ご飯屋さんがたくさんあって、学生街ということもあってお金をかけずに楽しめます。私たちが所属する吉本の劇場もあり、エンターテインメントも魅力です。田辺さんとはカレー屋さんに行ったりするよね。

田辺さん(以下、敬称略) :神保町は、一見地味にも感じる街。でも街の奥の方へと進んでいくと、美味しい中華の名店があったりして、掘り下げるのがすごく面白いんです。みんなに探検してほしいですね。

あんり :「吉祥寺」のような街も、掘り下げると面白いよね。どこかおしゃれな街で、踏み入れてはいけない聖域のようなイメージがあったので、私は大人になって初めて行ったんですが……。でも本当は落ち着いた大人の散歩を楽しめる、フランクな街だと思います。私自身、吉祥寺で落ち着いていられるようになりたいです(笑)。

秋葉原…台東区および千代田区。世界有数の電気街は、アニメ、漫画、ゲームなどサブカルチャーの聖地となっている。

神保町…千代田区。数多くの本屋が並ぶ書店街が有名で、出版社なども多い。「神保町よしもと漫才劇場」では若手芸人の漫才を楽しむことができる。

吉祥寺…武蔵野市。人気の高い住宅街、雑貨や洋服が揃う商店街に加え、井の頭恩賜公園では神田川の水源である「井の頭池」といった自然も楽しめる。

エリアごとに楽しめる、個性あふれる東京名物

── 3人が思う、東京の名物はなんですか?

小松菜
芋ようかん
ギャル文化

あんり :下町出身の私は、よく浅草に遊びに行っていて、「芋ようかん」をしょっちゅう食べていました。さつまいも本来の味を、なめらかな食感で楽しめる絶品です。浅草は人力車のような独特の文化も面白いですよね。

はるか :地元である江戸川では、「小松菜」が有名です。給食に小松菜ケーキが出るほどでして……(笑)。ぜひたくさんの人に食べてほしいです。

田辺 :私は、渋谷の「ギャル文化」こそが名物だと思います。まじまじと見ると本当に可愛くて、実は海外のセレブたちも憧れるレベルに発展しているんです。彼女たちのファッションを目で感じてほしいですね。

はるか :ギャル文化はたしかにすごい。私が子どもの頃からずっとあるもんね。

あんり :スタイル自体は変わっていくものの、根本にある部分は受け継がれているかもね。

田辺 :ギャルって、ファッションであると同時に、マインドでもあるんです。だからこそ世界に誇れる文化として成り立っているんじゃないでしょうか。

芋ようかん…主な使用食材のさつまいもを蒸して練り上げ成型させたもの。明治時代に、浅草にある芋問屋と菓子職人が一緒に作り出した和菓子。 当時、高価な練りようかんよりも安価で入手できるいもようかんの登場は、庶民の身近な和菓子として歓迎された。

江戸川の小松菜…江戸川区では小松菜が特産野菜。「小松菜」の名の由来は、江戸川区の地名「小松川」であるといわれている。伝統的な「ごせき(後関)晩生小松菜」は、江戸時代より人々の食生活を支えてきた「江戸東京野菜」の一つ。

ギャル文化…1990年代、渋谷は「コギャル」たちの聖地となっていた。以来、現在に至るまで、ギャル文化は渋谷で受け継がれている。

東京は都心だけじゃない! 多摩地区と島しょ部の魅力とは

3人にオリジナリティ溢れるおすすめを聞いたところで、都心にある23区以外の地域についてもお話を伺いました。

── 多摩地区や島しょ部に対する想いを教えてください!

はるか :多摩地区ってあまり行ったことない気がするけど……。

田辺 :でも、吉祥寺や調布も多摩地区だよね。

あんり :あ、吉祥寺は多摩だね。そう考えると結構いろんなところに行ってるかも。

田辺 :私の場合、多摩地区の魅力を初めて強く感じたのは、多摩川の上流でバーベキューをした時のこと。「東京にもこんなに自然が残っている場所があるのか!」と驚かされました。

あんり :高尾山へ初日の出を見に行った時は感動しました。なぜか、はるちゃんも田辺さんも、高尾山の初日の出に行ったことあるんだよね。

はるか :高尾山の初日の出は、同期の芸人と見に行って綺麗だった! あと、好きなアニメの展示会に行くため、調布に行ったことがあります。どこかのんびりしていて、とてもいい街だと思いました。

Welcome Tokyo!

あんり :島しょ部にも憧れがあります。芸人の先輩には休みをとって離島に旅行している人が多いんです。南の島にすぐに行けるのは魅力ですね。いつか夏休みに訪れたいです。

それぞれの東京への愛着から、おすすめの名所や名物をレビューしてくれた、ぼる塾の3人。今後も当サイトでは、ぼる塾へのインタビューコンテンツや、イベントの現地レポートをお届けする予定です。ぜひお楽しみに!